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マッサン子供にまつわる実話が暖かくも悲しい [マッサン]

マッサン子供にまつわる実話が暖かくも悲しい

マッサンのモデルこと竹鶴政孝と妻リタには実子はいなかった、
というのが史実である。

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http://www.nikka.com/taketsuru_rita/

現在NHK朝ドラで絶好調の「マッサン」だが、
ストーリーはいよいよ北海道で創業するシーンへと移っていく。

マッサン夫妻とともに北海道へと向かうのは養女「エマ」である。

史実において彼女の名前は
「マッサン」と「リタ」の名前をそれぞれ頂き
「リマ」(日本名は房子)であったはずである。


ドラマにおいては妻エリーは階段を踏み外して流産してしまったのだが、
モデルの竹鶴家でも妊娠後に流産してしまい
その後、実子を設けることはかなわなかった。

また、
ドラマでは妻エリーの体質が出産に耐えられないと医者に宣告され夫婦は涙に暮れるのだが
史実では「子供が欲しいと思いながらも生まれなかった。」と後年に竹鶴氏が述懐している。


養女となった「リマ」は
夫婦の精一杯の愛を注がれて育っていくのだが
「リマ」が20歳の頃を境に母「リタ」と疎遠になっていくという。

これは当時の環境がもたらしたものと言えるだろう。

母親のリタは一人娘のリマを可愛がり、愛情を注いで育てたようですが、
リマが成長するに従い二人の関係は順風満帆とは行かなかったようです。
当時珍しかった国際結婚。
しかも「外国人の母親を持つ自分」は日本社会では普通ではないと
感じながら育ったと記録されています。
またその後に、親元夫婦を離れてからは連絡が途絶えて疎遠気味になり、
金銭の工面の時だけ父親の政孝に連絡をするようになったとか。
(書籍「マッサンとリタ」より)

しかし母親であるリタがこの世を去る数年前の晩年に関係が修復。
やっと心が通じ合える状態で母親は余生を過ごしたと言う。


また、事業の後継者として
姉の子である「威」氏を20歳で養子に迎え、
初孫が生まれた際は「リタ」は頬ずりして可愛がったということだ。
(威氏は2014年12月に天寿を全うされた。)


管理人はこの異国からやってきて「マッサン」とともに夢を追いかけた
「リタ」という女性の暖かくも悲しい心に触れるときに
涙腺が緩むのを止められない。

60余歳で生涯を閉じる「リタ」は
竹鶴政孝氏はもちろん、子供孫に囲まれ幸せだったに違いない。
しかし、異国日本において想像を絶する努力と苦労を重ねて
生涯を送られたのだろうと思うのである。

そこに、彼女の一途さと強さを感じるのだ。



その一途さと強さは、このドラマの「リタ」である
「エリー」役を演じるアメリカからやってきた女優
「シャーロットケイトフォックス」
にも感じることができる。

ref_l.jpg
http://blogos.com/article/98078/

彼女は日本語ができなくても
このドラマに夢と希望を掛けて
オーディションに臨み
「エリー」役を射止めた。

アメリカには新婚の夫を残し
単身で人生への挑戦を続けている。

環境の変化に戸惑い、大変なストレスを克服しながら
演技に挑んでいると言う。

その、一途さと強さは「エリー」を通して、

そして「リタ」の史実と重なりながら

毎朝、管理人に感動を運んでくれているのである。


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